天狗塚〜三嶺(1893m)
                                                   


行った日 平成21年8月14〜15日
同行者 TQFさん
天気 晴れ時々曇り


先週の水害で宍粟の山はどれほどの被害があっただろうか?たぶん登山口までたどりつけない山が数多く有るのだろう。そんな事情もあって久しぶりに四国の山に行くことにした。目的地は「三嶺(みうね)」に決めた。
剣山や石鎚山が観光地化された今、四国で最も自然が残された山として人気の高い山で、紅葉シーズンはおおぜいの登山者で賑わうようですが今の時期は「まだ幾分ましだろう」思っていた通りで頂上で1時間ほど休んだ間に4〜5人、縦走途中で2人会っただけで静かな山行になりました。せっかく四国まで行ったので三嶺往復だけではもったいないので西側の「天狗塚」から縦走することにした。【この縦走路一帯は「ミヤマクマザサ」に覆われその中に「コメツツジ」の群落が広がって国の天然記念物に指定されています】天狗塚も三嶺も以前別々に登ったことが有りますが縦走は初めてだ。


 
      テント場の広場                     登山口
前日の夕方、登山口の広場でテント泊、満天の星空をを眺めながら恒例の小宴会の後、ぐっすり眠って5時起床、6時25分登り始めた。



  
      シコクシラベ?の林を行く             年代物の標識       
傾斜はやや急だが歩きやすい登山道を順調に進む、1600m付近までは樹林帯でそれを過ぎると一面ミヤマクマザサの斜面になる。


 
          イザリ峠                      天狗峠      
8時5分天狗塚との分岐のイザリ峠に着いた、天狗塚は帰りに時間があれば立ち寄ることにして先に進むそれにしても、ここまで登ってくると360度すばらしい眺望だ「高い所に来た(標高1800m)」と実感する。少し下れば地図の天狗峠だ、ここからは今から歩く三嶺がはるか彼方に見える。(イザリ峠と天狗峠は同じ所か不明です古い地図では天狗峠というのはありませんが最近の国土地理院の地図では以前の地図のイザリ峠付近を天狗峠と表記されています)


 
         高知県側の急斜面              天狗峠から三嶺を見る
縦走路の北側は徳島県、南側は高知県だ、高知県側は傾斜が急で落ちたら止まらない所が何カ所かあり注意が必要。今日は見通しがいいので時々ガスに包まれながらもずーっと三嶺が見えている。


 
         お亀岩の道標                 お亀岩避難小屋       
イザリ峠から30分でお亀岩に到着、ここは高知側からのルートが上がってきている、峠の直ぐ下にきれいな避難小屋があり近くに水場もあるので、高知県側から登るときにはいい基地になるだろう。


 
        頂上手前                     三嶺頂上
登山口から3時間35分で三嶺頂上に到着、時刻はちょうど10時、ガイドブックのコースタイムでは5時間程だったのでかなりいいペースで登れたようだ。時刻が早いためか頂上には3〜4名の登山者が。
時間があるので食事をしながら久しぶりに4エレのアンテナを組んで無線をワッチする。今日はコンディションがいいのか富山県の立山の移動局と、大野山の矢問さん、奥段が峰のやまあそさんと繋がった。


 

 
頂上で1時間ほどゆっくりしているあいだにもどんどんガスが流れて寒いぐらいになった。11時05分頂上を出発、30分ほど歩いて振り返えれば三嶺はガスの中。下山も大きなコブを2つ越えなければならないが、ビールと食料が減った分ザックも軽くなったのでいいペースでで歩ける、


 
                            天狗塚                天狗塚頂上
イザリ峠から時間があったので天狗塚に寄り道した、三角点はないものの槍の穂先のような山頂から太平洋が見えるのではないかと思ったが、高知の山に隠れて海は見えなかった。35分で天狗塚を往復そのまま同じコースを下り、往復16.kmの縦走も無事終了14時35分登山口に下山した。


今日会った花たち、【イヨフウロ・ツリガネニンジン・シャジン】

登山口---(100)イザリ峠---(30)お亀岩---(25)西熊山---(60)三嶺頂上---(70
)西熊山---(15)お亀岩---(25)イザリ峠(天狗塚往復35分)---(65)登山口