大甲山(斎木コース)



行った日 平成21年3月28日
天気 晴れ


昨年の宍粟50山のコース設定や実地踏査の段階では登山口は野尻集落からのコースを採用することになっていたはずなのに私達選定委員に一言の相談もなく(上の人にはあったようだが?)いつのまにか南側の「斎木コース」に替えられていた。理由は「地元の強い要望」だそうだ・・・。今日はその地元の方が力を入れているという斎木コースを歩いてみた。


  
国道429号から別れて行者道に入る10分ほどで評判の良くない「前地・カンカケ林道」に合流してその上の広場に駐車した、そこから5分ほど歩いて工事事務所の看板のところから山に入る。なんと看板には「花と緑あふれる美しい県土をつくりましょう」と書いてあります、この工事が美しい県土を作るなんてとても思えないのだが・・・


 
     行者の水(お滝さま)分岐                         行者の水?
10分ほどで植林の中の分岐に出た、右は「行者の水」方面へ、左は行者山経由「大甲山」のコースのようだ、まずは行者の水を見学することにして右へ、10分ほどで沢に出た、ここが「行者の水」だろうか?良くはわからない。普通はここから分岐まで戻って大甲山に行くのが順路らしいが、今日は滝の手前から尾根を登り大甲山の手前で正規ルートに合流することにした。


 
登りの尾根はやや急だが歩きやすく順調に高度を稼ぎ滝から45分で正規コースに合流、ここから右へ。頂上手前では昨日降った雪が残っている。最後の植林を抜けると頂上に着いた。


  
頂上には一組の夫婦?の方が休んでおられたが私達と入れ替わりに別コースへと下山された。やや霞んではいるがまずまずの眺望だ。ちょっと早いがここで昼ごはんにした。


 
下山は正規コース(?)で下った、行者山手前のコナラ林はとても気持ちのいいところだ、いずこも同じで鹿の食害のため下草が全然ないのが気がかりだが歩きやすいのは確かだ。新緑の頃はもっといい雰囲気になるだろう。


  
頂上から40分で大岩に着いた、この岩の下に「行者堂」があり役行者が祀ってある、大岩の上はちょっとした展望台になっており東側の一山、東山、五蔵山が良く見える。ここからは斜面につけられたジグザグの道をトラロープに沿って登山口に下った。


  
  
下山後斎木の道端から眺めた大甲山(中央)           帰路に自生地にて               地図

登山口---(10)滝分岐---(10)滝(行者の水)---(40)正規コース合流---(23)頂上---(40)大岩(行者堂)---(15)登山口


このコースは、短時間で登頂できるお手軽コースですが、大甲山の本当の良さを味わうには「植松山から野尻に連なる尾根のブナやミズナラの自然林の中を歩くコースがお勧めです。時間に余裕のある方は野尻又はトリガタワからのコースをぜひ歩いていただきたいと思います。