東山(とうせん)1388m


行った日 平成20年3月29日
同行者 MXFさん、TQFさん
天気 曇り一時晴れ時々小雪


宍粟市北部の山から北を眺めた時にひときわ高く目立つ山が、若桜町と智頭町に跨る東山です。いつかは登りたいと思っていましたが残雪期以外は藪山で無理だという。ところが残雪期は林道を車が通行出来ないためアプローチの長い山になってしまう。それならいっそ尾根通しで行って見ようと考えていた所、先日の沖の山で出会ったテレマークのスキーヤーの方から「若杉原生林から6〜7時間で往復できる」と聞いて、出来れば是非今シーズンに・・・と思ってました。


 
  昨年の8月
若杉原生林の駐車場から出発、雪が無くなれば遊歩道になるコースを通り稜線まで登り、尾根をちょっとショートカットして60分で昨年の8月に登った吉川・芦津越に着いた。ここからは初めてのコースでしかもコースは雪で覆われテープなどもほとんどありませんが「中国自然歩道」の標識が所々に設置してありコースを間違ってないことを確認できます。基本的に主尾根を辿って行けばいいのですが沖の山林道合流点までは尾根の高低差があまり無いので植林帯ではルートを間違わないように注意する必要があります。

 
小さなアップダウンを何度か繰り返しながら東山が見えるところまで来ました、生憎頂上はガスの中で見えませんが・・・ここから一気に90mほど下り「沖の山林道」に合流した。時間は10時20分、登山口からここまで2時間15分かかった、古い雪の上に昨日からの新雪が5センチほど積もり雪面の状態が良かったのでまずまずのペースで歩けました。


 
いよいよ林道から東山への登りです、コースは林道から直ぐ左を巻いて尾根に取り付きました。登るにつれブナに付いた樹氷がとてもきれい、気温が低いのでこの時間でも樹氷が残っていたのでしょう。南側には三室山や天児屋山、後山などの眺望が。、

 
道標もテープも無いまっさらな斜面をひたすら登って林道から55分で1388mの東山の頂上です。麓ではみつまたの花が開こうとしているのにここは、まだ樹氷の咲く冬の山でした。頂上付近はガスで視界はよくないその上プレートも何も無いのでGPSで頂上の確認をして、記念の写真を撮って、少し下ったところで風をよけて昼食にした。
 
ちょっと下れば風も穏やかで眺望もまずまず、ここでゆっくり休んで12時15分下山開始、途中記念写真をパチリ!
後はひたすら同じコースを帰ります。午後になると気温が上がり雪が重い!

 
下山開始から2時間45分で無事、原生林駐車場に到着、時刻はちょうど午後3時ちょうど。残雪期の最後のチャンスに念願の山に登れて満足な一日でした。