南山(点名狭戸)と「まほろばの森」



宍粟市の最南端の山(三角点のある山)点名狭戸は通称「南山」と呼ばれています。この山の麓の新宮町上笹地区に兵庫県が整備した「まほろばの森」という総面積98hrの自然公園がありそこから遊歩道が頂上まで延びているというので偵察を兼ねて歩いてみた。


 
登りは尾根の末端の県道脇から取り付いた、しばらく激登りの斜面を登り傾斜がゆるくなった頃からはコナラのいい雰囲気の林の中を進むようになる。

 
伐採地から北側の展望が開けていい眺めだが北は天気が悪く遠くの山はよく見えない。南側の眺望はすばらしく、たつの市の城山から的場山へ、鶏籠山を頭にした「寝釈迦姿」がくっきり、その向こうに瀬戸内海が光っている。

 
やがて南側には「まほろばの森」から続く遊歩道が現れて尾根のすぐ下を平行に走っているが、荒れ放題で手入れはされていないようだ。駐車地から昼食休憩1時間を含めて2時間45分で南山(431m)の頂上着です。

  
下山は遊歩道を下りましたが途中で何箇所か倒木や崩壊箇所があり、麓には「通行禁止」の看板が・・・、完成してから4年ほどですでに通行禁止にしなければならないような遊歩道づくりはいかがなものか?
標高400mの上まで自然を壊して、貴重な県民税を使ってまで遊歩道を付ける必要があったのか?と疑問に思ったのです。麓は休憩所や案内看板、道標などが完備していい公園になっいて、誰もが自然に親しめる、いい施設になっているだけに個人的には頂上付近まで伸ばした不必要と思われる遊歩道の工事が残念だ!

 
案内版
 
施設の西の端に「どんぐりの森」というところがあってその付近にはアベマキの純林がありこれはなかなか見事なものでした。