林田町〜宇原坂(南北尾根)


国道29号線を姫路市林田町から宍粟市山崎町に向かって北上するとそれに沿ってたつの市新宮町との界を南北に尾根が走っています。今日は林田町の松山付近からその尾根に登り北へ宇原坂まで縦走する計画をたてた。実は今日スタートする峠の西側が私の故郷の村で思い出が多い峠なのです。私の故郷の村は江戸時代には林田藩の領地で其の名残か昭和の初めごろまではよく利用されたという峠でお地蔵さんもありましたが、今は麓におろしてお祀りしてあります。同行者は今日もQZCさん。

 
国道29号線沿いの神社から登りはじめた、峠までは以前はよく踏まれたであろう、まずまず道が残っており現在は鉄塔の巡視路にもなっているようだ。

 
30分で標高260mの峠に到着、峠に跨るように鉄塔があり広くない峠が余計狭く感じる。早速北向けに縦走を開始、しばらくは次の鉄塔への巡視路でいい道が続きます。順調に歩いていたところが猟犬の吠える声や勢子の声のあと暫くして鉄砲の音が、すぐ近くで何発も・・・前に進めない。30分ほど小ピークで立ち往生・・・・アァ〜びっくりした!

 
峠から2時間ほどで振り返れば最初の386mピークから辿ってきた3つのピークが見える。コースは良くなったり、シダの生えた所やいろいろ。

 
大きなアベマキや時々木々の切れ間からの景色を楽しみながら縦走も終盤に近づいてきた。

 
昼食休憩を含めて峠から3時間でひょっこり新宮町上笹地区からの遊歩道?に出たここは宍粟市と姫路市とたつの市の3市界なのです。ここから10分も歩けば431mの点名狭戸(通称 南山)です。頂上は雑木に囲まれ眺望がないので尾根を西に歩いてみるがあまりいいところは見つけられなかった。

  
下りは南山から少し戻って激下りの町界尾根を木につかまりながら下って30分で予定通り宇原地蔵の横に無事下山。途中の寄り道や昼食休憩含めて5時間10分、距離7,2kmでした。