藤ヶ峰(941.9m)

藤ヶ峰は千町が峰の南西、砥峰の西隣にあって、千町ヶ峰から延びた尾根が福知渓谷に落ち込む手前にあります。このピークの山名を知ったのはつい最近のことで機会があれば登ってみたいと思っていました。昨年に大河内林道から千町ヶ峰まで歩いたことがありましたが今回はそこまで縦走するつもりだ、車が2台あれば下山後の4kmの林道歩きが無くていいのですが山の状態(いい山か?いまいちの山か?)が解らないので今日は誰も誘わず単独で登り、駐車地まで自転車で戻る計画をした。


 
県道39号線が砥峰高原方面と千町段が峰林道と分岐する広場に駐車して斜面に取り付いた、浮石が多いい激斜面を立ち木を掴んで50mほどよじ登りやっと植林の尾根に出た。ここからは歩き良い尾根道を進みます、左側は植林、右側は自然林その木々の間からはるか下に駐車した自分の車が見えます。

 
比較的はっきりした町界尾根を登り1時間ほどで三等三角点「藤ヶ峰」に到着、昼食の時間にはちょっと早いのでもう少し先に進むことにした。稜線のほとんどはコナラ林で落ち葉の絨毯を踏んで誰にも会わず邪魔なテープも無い稜線歩きに大満足。

 
頂上から少し下ってそこから東に向きを変えて、大河内町と一宮町の町界尾根を進みます。PL44の鉄塔までに南東側が良く見えるポイントがあり砥峰高原のススキの原が眺められた、付近はやや複雑な地形ながら下草が無いのと木々の葉っぱが落ちているため見通しが利くので安心だ。
 
藤ヶ峰から約1時間でPL44鉄塔に着いた、ここからは高原がさらによく見えた。時刻もちょうど12時なのでここで、うどんとビールの昼食にした。風もあまり無く1000m近い山の上で今の時期上着を着なくても過ごせるのは有難い、陽だまり山行と云えるのかも知れない。

鉄塔からも自然林の尾根を縦走、四方すべてがコナラ林の広い尾根の中に居ると方向がわからなくなりそうだ。

 
鉄塔から20分で次の三角点(点名下千町)985、6mを通りそこから20分で下山予定の峠に無事到着、帰りは
さすが自転車、駐車地まで5分で帰着できた。

 青線が自転車で走った林道。