冨土野峠〜うちおく(銅山)953.7m

「うちおく」は宍粟市と大屋町の分水尾根にあり宍粟市側の麓に銅の鉱山があった為か、銅山とも呼ばれている。頂上は木が茂って眺望の無い山ですがこの山から南東に連なる大路山までのブナ尾根の見事さは、言葉では言い表せないぐらいすばらしいものです。昨年は大屋町側から登りましたが、今日は冨土野トンネルの手前から昔の峠道を辿り尾根通しに「うちおく」まで歩きそこからバックして大路越まで戻りそのまま大路廃村に下山するコースを歩いてきました。

 
冨土野トンネルの手前の道路脇に車を置き、峠より下ろされたと思われる「地蔵さん」の脇を通り現在のトンネルの上にある旧冨土野峠に登りそこから左の尾根に取り付いた。今日も昨日に続いて同行者はQZCさん。

Ca700m付近からの南側の眺望

 
65分で最初の三角点「冨土野山(点名、古屋山)」ここまでは雑木の比較的歩きよい細い尾根で(当然登山道はありませんが)迷うような所もありません。ここを過ぎると次の三角点ピークの大路山(822m)までは一部倒木があったりしますが通行には問題なく、ひたすら歩いて55分で大路に到着ここから一気に大路越まで120m下りすぐに160mを登る今日で一番しんどい所が待っています。
大路越です、昨年はここから左側(古屋方面)に下山しましたが今日は「うちおく」まで往復して大路側に下山予定する予定です。(画像は2003年のやまあそさんHPよりお借りしました)
 
大路越から120mを一気に登ればそこは、すばらしいブナの極楽尾根が「うちおく」の手前まで続きます。同行のQZCさんも言葉が出ないほど・・・
 
857mピークで昼食を済ませ登山口から4時間で「うちおく」頂上に到着、眺望もない山頂なので、すぐに同じコースを戻ります、900m付近は紅葉が始まってとても鮮やかだ
 
大路越から右(南)に谷を下って大路廃村に向かいます、やや不明瞭ながら古い峠道らしき踏み跡を辿って、最近建てられた「倉床川源流の碑」まで下ってきました。ここは斜面から水が湧き出ているのでなるほど源流だ!と納得!

 
おみやげに「杉ヒラタケ」を採りながら林道終点まで下りてきました。
 
大路越から60分で下山地の駐車地に無事下山。ちょっと長丁場(10.5km)の縦走でしたが一年前に感動したすばらしい極楽尾根にまた会えました。この尾根を紹介してもらった「やまあそさん」に感謝するとともに、このすばらしい自然を是非後世に残しておきたいものです。