カンカケ越〜植松山〜トリガタワ

私の好きな山のひとつである「植松山」にいろんな方向から登ってみたいと思い、これまでに3方向から登りましたが、今回のコースが一番マイナーでその分、力が入るコースではないか?と思っていました。私の掲示板の書き込みを見てわーさん、たくさん、しみけんさんが一緒してもらえることになりました。当日は下山予定の「トリガタワ」で集合、ここから車1台をエスケープルートの一般登山道(岩野辺)にデポ、トリガタワに2台残し、1台の車で登山開始のカンカケ越に移動します。集合地点のトリガタワで荒尾山から大甲山に登るという「YS11」さんに会ってしばらく話をした、彼は私のHPをはじめ皆さんのHPをいつも見ていただいているようで(ありがとうございます)話は尽きませんが時間がないのでお互いの安全を願って別れた。


9月23日に竹呂山から下山したカンカケ越から今日は南側の尾根に取り付きます。
最初からブッシュ交じりの急斜面を鹿ネット沿いに登ります。当然道はありませんが、獣道(鹿道)を辿ればやや歩きやすいようだ。
1時間ほどで見晴らしのよい伐採地に出た。このあたりからは幾分歩きよくなり気分も乗ってきました。
南西方向に笛石山から後山連山、その左に端正な姿の日名倉山が眺められ、しばし展望を楽しむ。
突然現れた大岩の傍らにポリの箱を見つけた。
昨年11月、大甲山から植松山に縦走した時荒尾山と植松山との間でほとんど同じものをみつけた事を思い出した。中味は銀マットにバスマット布切れなどのようだ。ひょっとして、この大岩の上で修行するための品物ではないか?と想像してみたが、それが本当なら、ここまで来るだけで、いい修行になってるのではないかと思うのだが?
頂上が近づくにつれて、ますますいい雰囲気になり皆さん気分よく歩けているようです。
12時45分カンカケから2時間35分で植松山頂上に到着、天気はうす曇、私たち以外は誰もいません。
早速ちょっと遅い昼食を採ります。
頂上からは東南の眺望がよく、黒尾山、明神山、笠形山や、これから辿るトリガタワへの下山尾根がはっきり見えます。
東にはヒルガタワから荒尾山(1108m)がすぐそこに
頂上でゆっくりしたかったがまだ先は長い、45分で出発します。ここまでは全員元気なので予定通り荒尾山に向かうことにした。ここで全工程の半分ぐらいか?ヒルガタワとの間の山上池からの植松山を眺めたりしながらあとはひたすら下山口のトリガタワに向かいます。距離の長さと下山尾根の急斜面で「わーさんとたくさん」は膝の調子が悪く、それをかばいながら16時40分無事下山。
今日の軌跡です。
GPSのデーターでは歩いた距離10.7KM、所要時間約6時間で予定通りのコースを歩けました。登山道を歩いたのは頂上付近の200m程だけであとは鹿の踏み跡程度の山道を歩きながら雰囲気のいいところが現れると「いいな〜」「すごい!」などと口々に言う、価値観が同じ仲間と楽しい山歩きが出来ました。