竹呂山(1129m)


竹呂山は三室山のすぐ南で宍粟市の波賀町と千種町の町界尾根にある山です。その南側には植松山があり、すぐ向かいの後山や波賀町の東山からもよく見える山なのに登山道がない為か眺めるだけで一度も登ったことがない・・・。
家を出る時から曇り空だったのだが、千種町に入るとすぐに目に入る後山や、三室山が今日はガスがかかって半分から上はほとんど見えない。


三室高原(三室山の登山口)への手前の「まどころ橋」を渡ったところから伸びる林道に入り終点に駐車(約1.2km程)。沢沿いにコースがあるらしいが湿っぽいので駐車地からいきなり尾根に取り付いた。取り付きから200mほど作業道がありそれを辿った。
作業道が途切れてからは道はないもののどこでも歩けて、しかも思わぬ自然林のいい雰囲気に足取りも軽い!
871mピークで主尾根に乗れば頂上手前まで上りでは迷うようなところはないでしょうが、下りでは要注意のところが何箇所かあるように思いました。
890mあたりで左側から緩やかな尾根が上がってきており、分岐にテープが巻いてある。下山はここを下ってもいいかな?なんて考えながら・・・
この付近は赤松が多く数本の巨木もあるので下山時のいい目印になりそうだ。
頂上手前の急斜面のブッシュ帯でちょっと苦労しながら何とか1時間20分で誰もいない頂上に到着です。かっては笹原だったと思われますが鹿の食害だろうか、今はだだっ広い平地で枯れ木のそばにポツンと三角点があり、積雪があれば見つけるのに苦労しそうだ。
頂上手前で降り出した雨がまだ止まないうえ、ガスのおかげでとても涼しい!気温は18℃だった。
天気が悪いのでおにぎりとビールで軽い昼食を採って早々に下山することにしたが、ブッシュの入り口が分からなくなってしまった。ナビにたよってブッシュに突入!
ブッシュを抜ければ暫くはこんな手入れされてないヒノキ林、ここを抜ければあとは大丈夫でしょう。
途中から、下りにと考えていた尾根を下ることにした、所々に古いテープがあり、黄色のプラ杭もあるのでそれを辿れば迷わず下山できるでしょう。
ほとんど下まで歩きよい尾根でした。雨も大降りにならず無事下山できました。
「できれば残雪期に登ってみたい」と思いながら登山口を後にした。