植松山(1191m)


台風5号が無事通り過ぎたあと、多少爽やかな天気を期待していたが、今日も朝から山は霞んでいて暑そうだ。こんな日は朝早く登って午前中に下山、あとは沢の水で冷やしたビールでも飲みながらゆっくり昼食を取るのがいい、と思いながら今日も出発が遅くなってしまった(^_^;)


  
千種町の小河集落から林道を1kmあまり走り終点の空地に駐車、そこから始まる登山道を登り始めた。
しばらくは一般登山道を進み沢を2回渡ったところ(登山口から約25分)から予定していた右の斜面に取り付いた。地図を見て激登りを覚悟していましたが植林の中に思わぬいいソマ道が、それも歩きよいジグザグの道がありそれを辿ることにした。
 
標高900mあたりで道は無くなり左側に伐採地を見る頃から稜線に出た。しばらく進んで南側が開けたところに出た。振り返れば先ほど辿ってきた尾根の向こうに千種の町が見える。普段はあまり汗をかかないのに今日はずっ〜と風の無い植林の急坂を登ってきた為か汗が吹き出てヘロヘロになってしまった。
1100mを過ぎると傾斜は落ちて一部で自然林も現れるが直ぐに植林帯になりそれが頂上まで続きます。このあたりを下りに使う場合、ガスが出ると迷いの森になりそうだ。
 
登山口から95分で頂上に着きました。残念ながら眺望はよくありません同時に出発した、一般登山道経由の佐用町の単独の男性と鳥取市の夫婦の方は未だ到着してないようです。単独の男性は今日が3度目で過去2回は途中でルートが分からなくなって「おまけにこけて顔を擦りむいたんです」と言ってたので無事登ってこられるか心配していましたが、しばらくして全身汗びっしょりで登ってこられて『いや〜まいった!また2回も道を間違えましたわ!』だって (@_@)
まもなく鳥取の夫婦の方も登ってこられてしばらく山の話などして1時間半ほどゆっくりした後下山開始。

        
下山は一般道を下ることに、登山道から見えない隠れ滝「オゴウチの滝」
 
一般登山道は6回も沢を渡ることでも分かるように小滝の連続した渓谷沿いの道です。それを眺めながらゆっくり歩いて約70分で駐車地に到着。
 
下山後の麓からの写真、右は同じ場所からのカシミールによる展望図
久しぶりの植松山でした。頂上は低い笹原にところどころアセビがあってとても雰囲気のいいところだったのですが今日は笹やススキが以前より茂りすぎているようです。(私の勝手な想像ですが)頂上までほとんどが植林(杉・ヒノキ)の中で自然林がほとんどなく、眺望も無く、道は一部迷いやすいし、6回渡る沢には1箇所しか橋が無いし、そんな理由で登山者(リピーター)が減少しているのではないだろうか・・・と思いました。でもなぜか私はこの山が好きなんです(*^_^*)